okahara, masayuki

prof. keio univ. faculty of letters

オカハラ マサユキ

 

1957/12/30  tokyo

 

 

 

僕の研究紹介

自然のものだと思われているような「感情」や「身体」の社会的構築を謳う,あるいは「障害者」の自立生活に立ちあう,それらをベースにして,ひと,もの,ことば,そして出来事が,この社会で権力的に配置される場面を僕は探ってきたのですが,今現在は,それらのいわゆる「社会学的」な営みにあって,「探る主体」として制度的に構築されていってしまった「僕」「岡原正幸」「社会学者」の脱・再構築をめざして,みずからのリアルさに準拠するような,実験的な試みをしようとしています。たとえば,感情公共性の立ち上げ,非言語式社会学の創案,社会/学/アート,もしくはソシオインスタレーションの制作,映像社会学,極私的社会学の創作,感情Tシャツ・ワークショップなどがそれです。三田の家の運営や映画製作もその一環です。またそれら試みの総称として《社会彫刻》を,ドイツのアーティスト,ヨーゼフ・ボイスより借用しています。